STEP1:過去と向き合うー②
ここでは
②過去の自分に何があったのか、苦しみの正体を明らかにする
の内容を説明します。
ここでの目的は、過去の自分に何があったのか確認し、理解する事です。
過去を整理して自分に何があったのかを見やすくするとも言えます。
②をやるにあたって用意してもらいたいものがあります。
こちらです↓
有名な本なので知っている方も多いと思います。
クラウディア・ブラック博士の「子供を生きればおとなになれる」です。
アメリカのソーシャルワーカーであり、社会心理学博士で、
長年ACという問題に向き合ってこられた方です。
この本には豊富な臨床経験をもとに作られた回復プログラムが書かれています。
②、それからSTEP2,3,4とずっと使っていく本になるので手元にあると便利かと思います。
それではここから②の詳しい説明をしていきます。
②過去の自分に何があったのか、苦しみの正体を明らかにする
<準備するもの>
・本「子供を生きればおとなになれる」
・紙(ノート、コピー用紙、ルーズリーフ、書けるものならなんでもかまいません)
・ペン(書けるものならなんでもかまいません)
・誰にも邪魔されない空間
ここでやることは、
・第一章と第三章のステップ1を読みながら、途中の鍵のマークのワークに取り組む。
これだけです。
ACになる原因は、
「過去に何かを喪失した事」
にあります。
ここでいう「喪失」とは、
「本来ならば、子供時代に与えられるべきのものが与えられなかった」
事を指しています。
「健康な心を育て、社会の中で生きていける大人になるために
必要だったものが子供時代に手に入れられなかった」
とも言えます。
本のワークに答えながら、自分が何を喪失したのか紙に書き出してみましょう。
頭の中だけで考えて終わりにしてしまうのはおすすめしていません。
書き出す方がいいと思います。
やり終わった後に原因の全体が見やすいと思いますよ。
書き出した紙は捨てずに取っておいてください。
STEP2で役に立つと思います。
説明とワークが交互に書いてあり、
読む→理解する→ワークをやる→自分に何があったのか知る
という流れになっています。
中にはワークがないものもありますが、気にしなくて大丈夫です。
本に沿ってワークに取り組んでいきましょう。
また、取り組む中で気付いた事や、思い出したこと、書いておきたい事
なども書いて残しておくといいと思います。
このワークに取り組む中で、いろんな感情が出てきて大変疲れると思います。
その時は、まず第一に自分を癒す事を考えてあげて下さい。
慰めたり、抱きしめたり、共感したり、寄り添ってあげたり、一緒に泣いたり。
自分の中にいる子供の時の自分の味方でいてあげて下さい。
それから、疲れたら無理をせず休んでください。
何時間かかっても、何日かかっても大丈夫です。
自分のペースでやりましょう。
また、気分が乗らなかったり、やりたくないと思うときはやらなくても大丈夫です。
自分を甘やかしてあげましょう。
もう自分に鞭を打つのは終わりにしましょう。
取り組んだら自分を褒めてあげてくださいね。
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